東日本大震災により、注目度がアップしている「自然エネルギー」について順次特集いたします。
vol.1は「太陽光発電・ソーラーシステムの基礎知識です。
太陽光発電を導入したい、でも「価格は?」、「コスト回収は?」、「メンテナンスは?」、「助成金は?」と情報不足で迷われる方が多いのが実情です。
国内主要メーカー
国内主要メーカーは、シャープ、三洋電機、京セラ、三菱電機、その他のメーカーとして昭和シェル、ホンダソルテック、富士電機システムズ、カネカ、東芝、パナソニック、長州産業、サンテックパワー、プレジアム、クリーンエネルギー、などが90%以上のシェアを占めています。
日本における太陽電池生産企業上位6社と生産量(2008年)は、以下の通りです。
1位 シャープ 473MW
2位 京セラ 290MW
3位 三洋電機 210MW
4位 三菱電機 148MW
5位 カネカ 52MW
6位 三菱重工業 40MW
ここ数年は、アメリカ、中国、台湾の各メーカーも、シェアを伸ばしつつあり、今回の震災後には、韓国メーカーの参入も目立ち始めました。導入件数が増え、また正当に競争が行われることで、導入価格が安定することが期待されます。
太陽電池の主な種類
シリコン系
結晶系: 単結晶シリコン太陽電池、多結晶シリコン太陽電池
発電効率が優れています。現在、最もたくさん生産されているタイプです。
非結晶質系: アモルファスシリコン太陽電池
将来の低価格化が期待されています。
化合物半導体系
結晶系: 単結晶化合物半導体太陽電池、多結晶化合物半導体太陽電池
複数の元素を主原料とし、単結晶と多結晶があり、人工衛星などに使われています。
平均価格
2011年度の補助金の対象になるシステム価格は1kW当たりの平均価格で約60万円。
一世帯当たりの年間総消費電力量の50%を賄う賄える「3kWシステム」なら180万円となります。
また、既存の住宅によっては、屋根の補強や、吹き替えが必要となり、費用が高くなる場合があります。
現在は、補助金が4万8千円/kW、固定価格買取制度が1kWあたり42円で10年間保証されることになりましたので、その分、導入し易くなっています。
首都圏自治体の主な太陽光発電の補助金制度
東京都 住宅用創エネルギー機器等(太陽光発電システム)導入促進事業
設置工事の流れ
- 現場調査とご説明
屋根形状や設置方位、電気工事や搬入経路・足場の確認を行い、工事の流れやお見積額など、詳しくご説明いたします。
- 設置工事・電気工事、必要に応じて屋根の改修工事
屋根の種類や形状、強度により、事前に屋根の改修工事が必要となる場合があります。
改修完了後、太陽電池の設置作業、配線作業等を行います。
- システムの設置作業(周辺機器の取り付け・電気工事)
周辺機器の接続ユニット、パワーコンディショナ、電力量計、分電盤、などと接続します。
- 完成検査・工事終了
電気測定など、ソーラー発電システムが正しく機能していることを確認する検査をします。
電力会社との作業連系
電力会社との契約により、余った電力を自動的に買い取ってもらいます。、設置工事後、電力会社の立会いのもと、電力量計の交換などを行い、電力会社と系統連系することにより、ソーラー発電システムが始動します。
参考までに東京電力の「太陽光発電関連書類」のサイトをお知らせいたします。
東京電力 インターネットお手続き一覧 電気工事店のみなさま「太陽光発電関連書類」
太陽光発電についてのご相談・お問合せは
お気軽に下記電話番号、またはメールフォームにてご連絡下さい。
電話: 042-799-3003